
もくじ
- そもそも、モチベーションとは何なのか?
- オリンピックアスリートのパワーソングとは?
- spotify、AWA…自動再生より、MP3で自分専用のプレイリストを作ろう♪
- 音楽の力は絶大!ランニングや日常に音楽を取り入れよう♪
そもそも、モチベーションとは何なのか?
モチベーションを日本語に直すと、「動機づけ」と訳されます。
簡単に言うと、始めたことを、目標に向かって維持していくことです。
例えば、10kmのランニングに挑戦する2人の人物がいるとします。
ランニング初心者のAさんの目標は、10km走りきることです。
ベテランランナーのBさんの目標は、フルマラソンに出場することです。
二人のモチベーションを考えてみましょう。
Aさんは、“どうやって10kmを走りきるか”。
Bさんは、“フルマラソンに出場するために、どう10kmを走るのか”。
トレーニングとしては同じ10kmですが、二人のモチベーションは全く違います。
自分のモチベーションが何なのかしっかり把握すると、どんな曲を聞くべきかも自然と分かってきます。
Aさんの場合は、10km走り切るのが目標なので、ゴールまで走り抜けられるような、テンションの高まる曲が何曲も必要でしょう。
Bさんの場合は、フルマラソン出場が最終目標ですから、テンションを上げるより一定のテンポを維持できる曲が良いですね。
こんな風に、自分のモチベーションを上手にコントロールする為にも、音楽は活躍してくれます。
オリンピックアスリートのパワーソングとは?
アスリートたちが、練習中にお気に入りの音楽を流すことは、もはや常識です。試合前にヘッドホンで音楽を聴きながら集中する姿も、テレビなどでよく見かけます。
アスリートたちが、練習に音楽を取り入れる理由は大きく3つあります。
① 集中するため
② 緊張を解きリラックスするため
③ モチベーションを上げるため
実際にアスリートたちがどんな曲を聴いているのか、過去のインタビューを集めてみました。流石一流アスリート、定番から名曲まで揃っています!
体操 内村航平選手
北京・ロンドン・リオオリンピック 3大会連続個人総合金メダリスト
アーティスト:AK-69 AKA Kalassy Nikoff
曲:IRON HORSE -No Mark-
理由:常に挑み続けるチャレンジャーの気持ちを大切にしたい。
絶対王者でありながら、チャレンジャーでいたい向上心を持っていることが、3大会連続個人総合金メダルという前人未到の快挙につながっているのでしょう。
以下は、違う曲ですがAK-69の楽曲です。気になる方はYouTubeを検索してみては?
YORK/SOLDIER feat. AK-69 aka Kalassy Nikoff
テニス 錦織圭選手
リオオリンピック 銅メダリスト
アーティスト:Nujabes
曲:すべて
理由:Nujabesの曲はすべて好き。試合前のルーティーンで音楽を聴いている。
錦織選手はルーティーンとして、ヒップホップ系の曲をよく聞いているのだとか。自身でコンピレーションアルバム『Kei Nishikori meets Nujabes』を出してしまうほど、Nujabesが好きだそう。
Nujabes - Luv(sic) [ft. Shing02] ALL PARTS (1-6)
水泳 萩野公介選手
リオオリンピック 男子競泳400m個人メドレー金メダリスト
アーティスト:AKB48
曲:すべて
理由:初期のころから応援している。
萩野選手のように、大好きなアーティストの曲を聴く選手も結構多いのです。
リラックス効果があるのかもしれません。
【MV full】 RIVER / AKB48 [公式]
水泳 北島康介選手
アテネ・北京オリンピック 2大会連続100&200m平泳ぎ金メダリスト
アーティスト:クリス・ブラウン
曲:すべて
試合前にイヤホンで音楽を聴き、集中力を高めている姿が印象的でした。
ヒップホップ系を聴いて、テンションを高めてもいたのでしょうね。
Chris Brown - Yeah 3x
フィギュアスケート 羽生結弦選手
ソチオリンピック 男子シングル金メダリスト
アーティスト:ONE OK ROCK
曲:完全感覚Dreamer&キミシダイ列車
理由:過去があるから今があると感じながら聞いていた。自分のモチベーションが上がっていけるようにしたい。
ソチオリンピックのシーズンでは、ノリノリの状態で曲を聴いている姿が印象的でした。テンションをアップしてモチベーションを上げていたのですね。
ONE OK ROCK - 完全感覚Dreamer [Official Music Video]
「フィギュアスケート 浅田真央選手」
バンクーバーオリンピック 女子シングル銀メダリスト
アーティスト:浜崎あゆみ
曲:A Song for XX
理由:負けそうなときにこの曲を聴くと前を向ける。
バンクーバーオリンピックでは、プレッシャーや緊張感を音楽でかき消そうと、イヤホンを耳に押し付けるような仕草もしていました。雑念が入ってこないように、大好きな曲を聴いていたのかもしれません。
浜崎あゆみ / A Song for XX
「陸上 高橋尚子選手」
シドニーオリンピック 女子マラソン金メダリスト
アーティスト:hitomi
曲:LOVE2000
2000年のシドニー五輪では、レース前にもかかわらず、曲を聴きながら楽しそうに踊っている姿が話題となりました。そのまま優勝してしまうのですから、リラックス効果絶大です。
2006 hitomi (LIVE) LOVE 2000
spotify、AWA…自動再生より、MP3で自分専用のプレイリストを作ろう♪

雑誌「TARZAN 2015年10月号」のアンケートによると、運動中に音楽を聴く人は全体の65%にのぼります。
どうやって聴いているかという同誌の質問には、約57%が、MP3プレイヤーに曲を入れるために、CDをレンタルか購入していると答えています。
なんと、スマホのアプリやiPod の自動再生機能があっても、敢えてプレイリストを作っている人が多いのです。
CDをパソコンで読み込んでからMP3プレイヤーに入れるので、ダウンロードやストリーミングサービスより時間も手間もかかるのに、何故なのでしょうか。
筆者も、川沿いのランニングコースまで徒歩1分という立地に引っ越したため、週2,3回のペースでランニングもしくはウォーキングに出かけています。
その体験で感じたのは、自動再生サービスがランニング中の音楽鑑賞には適していないという事です。
聴いている人の好きなジャンルを分析して自動的に再生する…といっても、振り幅が大きい為、飛ばしたくなる曲も流れます。
例えば、筆者はテイラー・スウィフトが好きなのですが、彼女の音楽のジャンルは“カントリー”。
カントリーを好きなジャンルにしても、延々と往年のカントリーソングが流れたあとに、ようやくテイラーの曲が流れてくるという感じでした。
とは言っても、曲を飛ばして好きな音楽を探して…なんて、ランニング中は煩わしいですよね。はじめからお気に入りの曲を集めたリストを作っておけば、心配御無用なのです。
音楽の力は絶大!ランニングや日常に音楽を取り入れよう♪

「音楽の力」はスポーツの世界だけではなく、「音楽療法」として医学の分野でも研究され始めています。「音楽療法」が認知症の症状改善に効果があるのでは?と期待されているのです。
医学的に症状が改善されるとは証明されていませんが、私たちも昔好きだった曲を聴いたりすると、忘れていた当時の記憶を思い出したりしますよね。
認知症の方が、昔の自分を思い出し、活力を取り戻す姿を描いた『パーソナルソング』というドキュメンタリー映画があります。
娘の名前すら思い出せなかった男性が、イキイキと昔の記憶を語る姿は、とてもエネルギッシュです。
※パーソナルソング:2014年アメリカ映画。マイケル・ロサト=ベネット監督。サンダンス映画祭ドキュメンタリー部門観客賞受賞。
このように、音楽を聴いていると気分が良くなり、「悲しい」とか「ツラい」という負の感情すら改善してしまうこともあります。あなたも生活の中で、「この曲を聴くと、なぜか元気がでる」という体験をしたことがあるはずです。
パワーソングとは、人を元気にさせ、勇気を与える音楽のことです。
あなたには、「ツラいときに聴くと元気が出る」というお気に入りの曲がありますか?
日常生活の中でも、パワーソングを聴いて、テンションを高め、モチベーションを上げて頑張っていきたいものですね。
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